5/1 有志連 土山峠→牧馬峠→相模川沿いローテ
GW前半最終日の本日、本来であれば1日中を使ってオリンピックコースを走り抜く予定だったのだが、残念ながら天候は味方してくれず。
宮ヶ瀬方面の午前連へと変更。
オリンピックコースを完遂すると、自宅からだと250km・4200m UPというトンデモボリュームなトレーニングになるのだが、自分の休みは暦通りのため、下手に疲労を残すよりは結果的には良かったのかもしれない。
ショートなので土山峠・牧馬峠ともになるべく頑張って踏んでいったが、調子はあまり宜しくはなかった。
GWが絡んでいると、フルレストを何日か挟んでもトレーニングボリュームが稼げるため、ついつい甘えてしまう。強い人はこの期間で乗り込みまくってベースアップを図るのだろうが、残念ながら家族バランスを取った結果いつも通りの週間TSSに落ち着くような感じになった。
登りは体重があることもあり好きではないのだが、それでも登らなければ戦えない。
そういう時は人を誘ってみんなで楽苦しむにかぎる。
帰りがけに津久井のゼブラコーヒーに寄って小休止。
ソロだとほぼ止まることがないため、カフェの類は軒並み見逃しているので、こういう時に教えてもらう。
ゼブラコーヒーは店の看板にクロワッサンのイラストがあしらわれているため、名物ということでクロワッサンとホワイトモカを注文。ちょうど¥1,000。
店内に自転車持ち込み可能、店の雰囲気も広く快適、メニューもスペシャル感満載で、さすが人気店。
ノンストップ派の自分でも名前くらいは知っていただけあって、評判通りのクオリティで大満足だった。
たまには、カフェに寄ってまったりしても良いじゃない。
トレーニング中の調子的にはレスト週明け&単純にボリューム不足が続いたことで、微妙。
5分300w持たず、1分500w持たず・・
凡人は日々の積み重ねを無理せず続けてまいりましょう。
富士チャレンジ2022 100kmソロ
2:40:29 77位
天候:小雨→曇り 気温12℃
路面:ウェット→途中から部分的に乾いてきた
装備:インナー、sunvoltセパワンCOMP、アームウォーマー、ニーウォーマー、velotozeシューズカバー、ジレ
裏起毛ロンググローブ
富士チャレンジは集合→出走までが長い(15分とか)ので、雨に当たる時間を短くする為、集団やや後方寄りでスタートを待つ形にした。
先頭集団で展開したい場合は、この時点で前目に陣取っておく必要がある。自分程度では踏んで番手を上げてジョイントは出来なかった。(6:20/周程度のラップタイムだったよう)
スタート時は270番台程度だったが、初動4周くらいは踏んで番手を上げて70番台程度に。
ここまでは先頭集団に追いつくような気持ちで踏んでいたのだが、ラップタイムを後で見る限り、集団には元々ジョイントするどころか、ついていけたかすら怪しいフィジカル差だったため、結果的にはあまり影響はしなかっただろう。
追いつくための踏みをやめてからは、淡々と7:30/周程度のラップタイムを刻んで走り続けた。
重量級の自分として心掛けたのは、平坦、下りで踏んで番手をあげつつ、登りでは4倍程度に抑えて小集団からちぎれない程度に番手を落としながらペース調整をすること。
とはいえ、結果的に足の合う人は5・6人程度だったため、その人たちを見失わないように位置調整をした程度だった。
パワー出力帯としては、レースを通してL3~L5を満遍なく使ったペース配分となったため、最低限トレーニングとすることはできた感じ。
元々先頭集団レベルまではベースが至っていないことはわかっていたので、この展開で良かったのかもしれない。
最終まで大きくタレることもなくゴールすることができた。
雨天・低温時のレースで心掛けていることは、何よりも装備。
雨天となりそうだったら必ず雨天を想定した装備を用意していく。個人的に必須級なのはVelotoze シューズカバー。
自分が使用しているのは↓のひとつ前のモデルだ。
浸水を完全に防げるわけではないが濡れる範囲が広がるのを遅らせ、防風効果・保温効果がある。
実際に今回使用し、レース後にシューズを脱いだ後の状態はクリート周辺が少し浸水していた程度で、足先の冷えもなかった。
次点でグローブ、インナーとなるのだが、今回はグローブは裏起毛でも防風なしの薄手のものとしてしまったため、チョイスをミスしてしまったと感じた。
体の冷えはパフォーマンスのみならず、それに伴って判断力の低下につながり、ひいては落車事故で故障・周囲に迷惑をかけてしまう可能性を生み出す。
個人的にはエアロなんかよりよっぽど重要視する点であると思う。
今回のレースもウェットコンディション+走行技術がまばらな人たちが混走するレースであったため、チーム員に聞く限り、そういった人たちが絡んでの落車も実際にあったそうだ。
アマチュアなのだから、結果よりも先に、無事に帰れることを信条としたいものだ。
gottsustop PS7フィン付き
2022年4月現在、シマノ製のパーツが軒並み供給不安定になっている。
それはブレーキシューのような消耗品も例外ではない。
現在自分はディスクブレーキバイクに機材を統一しているが、シマノのシューが枯渇した際に機材に組み込んだ(実際に今も使用している)ブレーキシューについてのメモ書き。
GORIX gottsustop PS7 フィン付き
・ストッピングパワー:充分。ダウンヒルでも不安はない。
コントロール性も充分。当て効き程度でもちゃんと減速可能。大磯クリテリウムの加減速の激しいシーンでも不満なく使用可能だった。ダウンヒルでのスピードコントロール、ブレーキによる静止までも不満はない。性能としては本当に不満が出ない出来。
・ネガティブな点
水を巻き込んだ状態の音鳴りが激しい。
個体によってはブレーキ時のみならず、リリース後も暫くホイールがフレている化の如く一定間隔で鳴き続けることがある。
峠などのヒルクライム時に、たまたまブレーキパッドに汗やドリンクが滴ってしまうことがあるが、そういった時にも結構な音鳴りが発生してしまう。
ここは流石にシマノシューよりも劣ってくる点ではある。
また、使用により音鳴りが激しくなった時点でシューを取り外してみたが、少々のシューの欠けが見られた。
これが直接の原因ではないとは思うが、シマノではこういったことは起こらない。
なお、シューの持ちに関しては優れていると感じる。
雨天走行(峠を含む)を数回行った後にしては、シューの摩耗は少なかった。
結論:シマノシュー供給不安定の現在、代替手段として充分に使用可能。
ただ、やはりシマノシューの安定感はすごいということも再確認できた。
早くこの情勢が回復に向かうと良いですね。
新橋サラリーマンのこれまで
これまでの自転車歴と所感を、自戒も込めて書いておきます。
32歳 181cm71kg
自転車歴:11年
愛車歴
TREK 1.2(2012)→KUOTA KULT→FELT B16→SPECIALIZED TARMAC SL6 EXPERT→MERIDA SCULTULA 8000E(2018)→SPECIALIZED VENGE PRO(2019)→SPECIALIZED TARMAC SL7 10R(2021)
・TREK 1.2
大学2年のとき、当時法学ゼミの先輩だった元ラガーマンの先輩から譲ってもらった白青カラーのTREK。
乗車歴を見ても最も長い付き合いで、6年くらい乗っていた。
思えばこれが人生初ロードバイクだった。
元々、父親のクロスバイクを乗り回すようになり、自転車の魅力のもつ世界に足を踏み入れ始めていた自分にとっては、これが後の転機になったと思う。
軽快でいて、頑丈なアルミロード。この1.2には、ロードの乗り方からメンテナンスまで色々なことを教えてもらった。
ろんぐらいだぁすの某シーンではないが、一踏みごとに、まるで背中を押されているような加速力に、当時の自分は虜になったものだ。
ダボ穴があったのでリアキャリアをつけて、大学3年の時に四国を一周したのもこのTREK1.2。ある程度の拡張性も担保されていて、ツーリングから通勤特急号まで何でもござれな一台だった。
ただ、5年ほど前に通勤で使っていたところ、駐輪場での盗難に遭い紛失。最も思い入れがあった一台だけにとても残念だった。
小一時間、駐輪場の周辺を彷徨いて探し回ったことを良く覚えている。
・KUOTA KULT
KUOTAのロード/TT両刀バイク。シートポストを180°反転させることで、ロード、TTの両ポジションを出せることを謳った意欲的な車体だった。
まぁ、今だったら絶対考えないが…シートアングルが違うと、ロード用ポジションを出すことは難しかった。
当時はエアロフレームのマッシブな感じに憧れて、ボーナスでまとまった金を手にした瞬間に、池袋ワイズで吊るされていたフレームを即決で購入した。
縦にめっちゃ硬かった記憶がある。この時に入れ替えたホイールのshimano RS81 35が速かったのも相まって、フルカーボンエアロは速いなって感想を持っていた。
・FELT B16
TTバイク。KULTからエアロロードの見た目をもっと追求したいという欲求に駆られ、TTバイクをドロハン化すれば良いのでは、という安直な考えで導入。
暫くはTTバイクとして乗っていた。
TTバイクってホントに直線速いなと実感した経験。あと狭い所での取り回しが劣悪なことも。
ドロハン化後も、サドルを限界まで下げてもポジションが前乗りすぎたため(シート角の関係で当たり前だが)、コレジャナイ感が出て売却。
見た目はカッコよかった。見た目は。
・SPECIALIZED TARMAC SL6 EXPERT
転職して神奈川に戻り、フラっと立ち寄ったSBCで SPECIALIZEDとRETULFitに出会う。
KULTはかなり特殊なジオメトリーだったため、当時最適解とされるポジションは出ず、買い替えを決意。
今まで乗ったどのバイクよりも加速力、巡航力、車体の操作性どれをとっても高水準で、すぐにSPECIALIZEDのファンになった。
これを機にショップのイベントなどに出入りするようになり、本格的に自転車に乗り込んで行くこととなった。
・Merida SCULTURA8000E
全く不満のないSL6だったが、ダイレクトドライブのローラー台で使っていた所、リアエンドが削れてしまっていたため交換。
エンドまでカーボンだったから、結構行ってしまっていた。
ローラー台もここからGROWTAC社のF3.2に変更した。
一昔前の軽量級ザ・ハイエンドバイクといった乗り味で、硬い&軽い。自分のペダリングスキル、体力と全く釣り合っていなかった。
淀みなくパワーをかけて回す系のペダリングが上手くないと、進まなかった。自分のペダリングは臀筋・ハムで踏み落とす系だったので相性はあまり良く無かったと今でも思う。
今乗ったら、もう少しマシに走らせてやれたのだろうか…
申し訳なかったが、半年でお別れとなった。
・SPECIALIZED VENGE PRO
2019年、ディスクブレーキロードの規格統一が進み、これで規格乱立も落ち着くだろうと見ていたところに出てきた怪物コスパバイク。
SCULTURAに乗っていて、乗りこなせないことにモヤっとしていたことや、SPECIALIZEDの乗り味や操作性バランスの良さに惚れ込んでいた自分は、これを機に機材のディスクブレーキ化を決意。
油圧ディスクブレーキ・電動フル内装ルーティング、エアロフレーム&ハンドル、ワイドディープリムのホイールと全てのトレンドを押さえた一台だったため当時ブッチギリの走行性能で、文字通り世界が変わった。
操作バランスはコーナリング時のハンドリングは気持ち膨らむ程度にラフ。ペダリングは許容幅が広く、ベタ踏み系でも進んでくれたのは個人的に◎。
まぁ、このバイクのことは色んな人が事細かに言っているので説明不要かと。
取り敢えず、人生で一番自分に合ったバイクだったとは思う。
・SPECIALIZED TARMAC SL7 10R
現愛車(2022.4月時点)。2021年4月にVENGEでコーナーを攻めすぎて両輪がグリップを失って吹っ飛び、鎖骨を折った事件があり、一応フレーム交換した。
S-WORKSとは剛性比、乗り味を同じにしたとのメーカー触れ込みだが、素材を変えて乗り味が同じになるわけがないと思うんだが…笑
10Rはペダリングのスイートスポットが広く、VENGEのような踏み込み系でも進む印象。もちろん回転系のパワーの掛け方でも進むので使い分けが簡単に可能。
VENGEのハンドリングのダルさを取っ払ったような性能で、ダウンヒルも速い。
欠点は「S-WORKS」ではないという点のみ、あと150gばかり重いが、ヒルクライマーでもなければ大した問題ではない。
「S-WORKS」「約150g」にピンと来なければ10R、気になるならS-WORKSというチョイスになる。
以上が愛車歴となる。
ただ、曲がりなりにもレースなどにちょこちょこ出入りして、これだけいろいろ試してみた結果得た結論は「機材は何でもいい」ということだった。
厳密に言えば、自分にとっての最適な一台が見つかれば、何でも良い。
かかりの良さ、軽さ、ブランド、エアロetc..
バイクのセールスポイントは数多あるが、結局は自分の目的に沿っていて、それを達成するために「乗ること」自体を継続することに支障がなければ良いわけだ。
人によってはそれは当然ハイエンドではないこともしばしばあるだろう。ハイエンドは輝かしく眩しいモデルばかりだが、結局乗りこなせずに渋々乗り続けるor乗らなくなるということになるくらいなら、グレードを落とした方が良い。
全てのバイクから学ぶものがあった。
とにかく、今乗っている相棒は大事にしよう。